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2012/01/09 東日本大震災で障害を負った人は、少なくとも42人

東日本大震災での震災障害者の記事です。少なくとも42人いる、ということが分かっただけでそのほかの実態は不明です。阪神淡路大震災のときは、震災で負った怪我がもとで後遺症が残った人が大勢いましたが、長い間実態調査が行われず、今も正確な人数がわかりません。行政の早急な実態調査が望まれます。

東日本大震災でケガをされた方へのメッセージ

≪東日本大震災:宮城など4県、震災障害42人 見舞金6人 毎日新聞調査≫

東日本大震災で被災し身体に後遺症が残った「震災障害者」が少なくとも宮城、岩手、福島、千葉の4県の42人に上ることが、毎日新聞の調べで分かった。一方、自然災害による障害者を対象とする「災害障害見舞金」の支給は、要件が厳しいため6人にとどまっている。95年の阪神大震災では住居や仕事を一度に失う過酷なケースが多かったが、発生から約15年間も実態が把握されずに支援の手が届かなかった経緯があり、早期の調査や対応が求められそうだ。【村上正】

震災による重傷者が出た14都県に、障害者手帳申請時に提出された診断書を基に集計を求めた。障害の等級は、両腕か両足を失う程度の1級が最も多く18人で、片腕を失う程度の2級は4人、片足を失う程度の3級は9人だった。重傷者は13都県で598人(1月6日現在)で、岩手県は重軽傷者の内訳を把握していない。症状が固定せずに治療を続けていたり、申請書類からは判断が難しいケースもあり、実数はさらに多いとみられる。

県別で最も多い宮城県の30人のうち、少なくとも9人は津波が原因だった。ある男性は津波にのまれて頭を打ち、視覚障害を負った。呼吸器や心臓などの内部障害が16人を占め、震災のショックで心不全となり意識が戻らない女子中学生もいる。岩手県では手や足を切断した人が5人いた。福島県では、男性が津波で流されてきたトラックに衝突され、左足に後遺症が残った。千葉県では停電の夜間に高齢女性が転倒、両手足がまひしている。

震災障害者について阪神大震災では神戸市が発生15年を前に初めて集計。兵庫県の調査も含め349人が判明した。他の自然災害も含めた「災害障害者」は毎日新聞の調査で384人。支援に取り組んできたNPO「よろず相談室」(神戸市)の牧秀一理事長(61)は「生活の基盤である住まいや仕事を同時に失いながら、十分な支援が得られず孤立していた。行政は住居や医療費などの相談にも応じ、『忘れていませんよ』というメッセージを届けてほしい」と訴える。

毎日新聞 2012年1月9日 大阪朝刊


※旧ブログより転載(2014/04/29)