2012/07/28 大震災被災者 障害認定請求手続きを (大阪日日新聞)

 昨年3月11日に発生した東日本大震災から1年6カ月となる9月11日が近づいてきた。震災により障害を負った人の障害認定請求の始まる日と言え、社会保険労務士の井坂武史さん(34)=高槻市=は「障害年金を請求する重要な日になる」と位置付け、被災者らに呼び掛けている。

 大阪府内には、東日本大震災の避難住民1025人(7月5日現在)が親族、知人のもとや公営施設などに移住している。震災によって障害者となった人数は把握できていないが、震災のショックによる精神疾患も障害年金の対象になるという。

 障害年金の請求は、初診日から1年6カ月を経過した日で、障害認定日と定められている。カルテで初診日が確認でき、障害の状態に該当していれば、医師に診断書の作成を依頼し、障害年金の手続きをすることが可能だ。

 しかし、被災者の一部あるいは多くが体育館やテントで治療を受けており、カルテが残っていない可能性もある。カルテが残っていないケースは、物証や証言を集めて客観的に初診日を特定するしかないという。

 井坂さんは「客観的に初診日となる証拠や物証を手に入れ、障害年金の手続きをする必要がある。時間の経過とともに証拠をそろえたり、物証をそろえることが大変になる。一日も早く手続きをすることが必要」と話している。

2012年7月28日 大阪日日新聞


※旧ブログより転載(2014/04/29)