よろず相談室 牧 秀一
本年12月16日、よろず相談室は法人格を解散するための、清算結了を済ませました。ただ、よろず相談室の活動を停止するのではなく、法人化した2010年以前の状態、ボランティア団体「よろず相談室」に戻りました。若い人たちが、今後残されたよろず相談室の活動(訪問活動・手紙支援・みんなの集い)を引き継いでくれることになりました。
思えば、震災直後、避難所で誕生した「よろず相談室」は人の話を聞くことが出発点でした。仮設住宅・復興住宅への訪問活動を続けながら、識字教室「大空」、手紙支援、震災12年目からの「震災障害者の集い」、みんなの集い、東日本大震災支援と活動は広がりました。
そして、25年が経過した頃、残された活動が、訪問活動・手紙支援・みんなの集いとなり、同時期に、私自身の精神的疲労が限界に達したため、理事長を降り、今回仲間と相談した結果、法人格を解散し、ボランティアよろず相談室に立ち返ることになりました。
阪神淡路大震災から26年間が経過しましたが、この間、私たちは多くの人々からのカンパに支えられ活動を続けることが出来ました。
私は、引き継がれたよろず相談室の活動を少し支えていこうと思います。今後の活動も見守って頂ければ幸いです。本当にありがとうございました。